こんにちは!tayです。
今回は、「風と光の通る家」をテーマにお話しようと思います。
家を建てるとき、最初は「間取り」や「収納量」などに目がいってしまうことが多くあります。
でも、実際に暮らしてみて強く実感するのが、“自然の力”をどう家に取り入れるか。
風の通り道や、日差しの入り方、目に見えないけれど、これが毎日の快適さを支えてくれているんです。
そこで、次からは風と光を取り入れることのメリットを紹介していきます。
「風が抜ける家」って、こんなに気持ちいいんだ
数年前に、家づくりを終えた知人の家に遊びに行く機会がありました。
その家に入って最初に感じたのが、「空気が気持ちいい」「なんだか、落ち着く」でした。
特別な設備があるわけじゃないのに、なぜか心地よい。
その理由を聞いてみると、「風通しと光の入り方をとにかく大切にした」と教えてくれました。
正直、家づくりにおいて“間取り”や“収納力”ばかりを重視していた私にとって、
自然の力をうまく取り入れる工夫は、すごく新鮮で目からウロコの連続でした。
「風が抜ける家」は、想像以上に体にも心にもやさしかった
その家では、玄関からリビング、リビングからダイニング、そして寝室まで、風の通り道が計算されていて、
窓を少し開けるだけで、ふわっと風が部屋全体を抜けていくのがわかります。
大きな窓を使っているわけではなく、
- 窓の配置(対角線上や高さ)
- 風の流れを意識した間取りのつながり
- 東西・南北それぞれの風を受けられる小窓の設計
など、細かな工夫の積み重ねがポイントとのこと。
「エアコンに頼らなくても、自然の風が通るだけで、こんなに涼しく感じるとは思わなかった」との言葉に、私も深く納得。
風が通ることで湿気もたまりにくく、空気がこもらないから、部屋全体が清々しい。
特に梅雨の時期や、夏の朝の時間帯など、
自然の風があるかないかで快適性がまったく違うという話がとても印象的でした。
採光のバランスが生み出す、健やかな暮らしのリズム
採光についても、その家はすごく考えられていました。
朝は東の窓からやわらかい光が入り、日中はリビングに均等に光が広がり、
夕方は西日が入らないように庇や植栽でコントロールされているという設計。
「朝日が自然に差し込むと、目覚めも気分も全然違う」と言っていたのが印象的でした。
カーテンを開けなくても部屋全体が明るくなるような設計は、気持ちが前向きになるだけでなく、
照明に頼る時間が減って光熱費の節約にもつながっているそうです。
採光で特に良かったポイントとして教えてもらったのは、
- 吹き抜けから落ちる自然光が、家族の集まる場所を優しく照らすこと
- 天井付近の高窓で、外からの視線を遮りつつ、光をしっかり取り込めること
- 直射日光を避けつつ“拡散する光”を活かすレイアウト
単に「明るい家にしたい」というのではなく、
時間帯や季節、暮らしのリズムに寄り添う“光の使い方”が快適さを生んでいるのだと感じました。
まとめ
今回、知人の家を訪れてあらためて思ったのは、
「快適な家=自然とうまく付き合っている家」なのかもしれないということ。
間取りや設備に目がいきがちな家づくりだけど、
風と光という目に見えないものが与えてくれる快適さは、思っていた以上に深く、やさしいものでした。
これから家づくりをする人には、
「この家にはどんな風が流れて、どんな光が差し込むのか」
そんな想像から始めてみるのも、素敵な第一歩になると思います。