【2025年版】家づくりにかかる費用のリアル〜予算内で理想のマイホームを叶えるコツ〜

【2025年版】家づくりにかかる費用のリアル〜予算内で理想のマイホームを叶えるコツ〜

2025年4月14日

こんにちは!tayです。

今回は、家づくりを始めるときに誰もが気になる「お金のこと」をテーマにしてみました。
「注文住宅っていくらかかるの?」「何にどれくらいお金が必要?」という疑問は、多くの方が抱えるものです。

この記事では、家づくりにかかるリアルな費用の内訳をわかりやすく解説しつつ、予算オーバーを防ぐためのポイントまで詳しくご紹介します。これから家を建てたいと考えている方に、絶対に読んでほしい内容です!


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家づくりは「資金計画」がすべて!

理想の間取りやおしゃれなデザインを考えるのは、家づくりの醍醐味のひとつですよね。ですが、それらを実現するためには“予算の枠”をきちんと決めておくことが何より大切です。

家づくりにかかる費用は、建物本体だけではありません。土地の取得費用、地盤改良、外構工事、設計料、登記費用、住宅ローンの手数料、さらには家具や家電の買い替え、引っ越し費用まで…意外と見落としがちな出費も多くあります。

まずは「全体でどれくらいのお金が必要になるのか?」を把握すること。そして、その中で「建物にどれくらい使えるか?」「諸費用はどの程度見ておくか?」といった細かい内訳を決めていくことが、安心して計画を進めるポイントです。

家づくりの費用はどれくらい?ざっくり平均は…

全国的に見ると、注文住宅にかかる総費用の平均は3,500万〜4,500万円前後とされています。
ただしこの金額は、以下の要素によって大きく変動します:

  • 土地の有無(持っているか購入するか)
  • 建てる地域(都市部か地方か)
  • 建物の大きさ・仕様・間取り
  • 外構やインテリアのグレード など

まずは「総額でいくら必要か」を全体で把握することが第一歩です。

家づくりに必要な費用の内訳と相場


1. 建物本体工事費(約70〜75%)

家の構造や広さ、使う素材で金額は上下します。

項目相場(30坪木造2階建て)
本体工事費約1,800万〜2,500万円
高断熱・高気密仕様+200万〜500万円
ZEH仕様+300万〜600万円

2. 付帯工事費(約10〜15%)

建物の外側や敷地に関わる工事が対象。

  • 外構(フェンス・駐車場・植栽など)
  • 地盤改良工事(地盤が弱い場合)
  • 上下水道の引き込み工事
  • 古家の解体費(建て替えの場合)

目安:300万〜500万円

3. 諸費用(約5〜10%)

見落としがちな細かな費用も意外にかかります。

  • 設計料・申請費用
  • 登記関連(表示登記・保存登記など)
  • 火災・地震保険
  • ローン手数料・保証料
  • 引っ越し・仮住まい費用
  • 家具・家電の購入代

目安:200万〜400万円

4. 土地取得費(必要な場合)

土地購入からスタートする場合、こちらも大きなウエイトに。

都市部:2,500万〜5,000万円超
地方:500万〜1,500万円
郊外:1,000万〜2,500万円

費用を抑えるための3つのコツ


1. 「優先順位」を明確にする

ます。そこで大切なのが「何を優先したいのか?」を最初に決めておくことです。

例えば・・・

  • 「キッチンは絶対に対面式にしたい」
  • 「収納は多めに確保したい」
  • 「子ども部屋は将来仕切れるようにしたい」

このように家族で“こだわりたいポイント”を話し合い、優先順位をつけておくと、見積もりを調整する際も迷いにくくなります。逆に「ここは削ってもOK」というポイントも決めておけば、コストカットもスムーズです。

また、打ち合わせが始まる前に優先度リストを作っておくと、設計士や工務店とも認識を共有しやすく、無駄なオプション提案を減らすことにもつながります。

2. 標準仕様を上手に活用する

注文住宅では、オプションをつければつけるほど費用が上がっていきます。とはいえ、すべてにこだわってグレードアップすると予算オーバーになりがちです。そこでおすすめなのが、「標準仕様を活かす」こと。

例えば・・・

  • 建具や床材は標準仕様でも質感が良いものがある
  • キッチンや洗面台も、メーカー標準のモデルは使い勝手に優れている
  • サッシや断熱材も性能の良いものが最初から入っていることも多い

一度、標準仕様の内容をしっかり確認してみましょう。「これなら十分!」というケースも多く、無駄なグレードアップを避けられます。

また、見た目のこだわりはインテリアや小物で調整できる場合もあるので、「建物にかけるお金」と「住んだ後に楽しむ部分」のバランスを考えるのもポイントです。

3. 「後からできること」は無理に詰め込まない

家を建てるときは、「最初から全部完璧にしたい!」という気持ちになりがちですが、実は後から追加できることもたくさんあります。逆に、最初に詰め込みすぎると、予算だけでなく工期にも余裕がなくなってしまう可能性も。

例えばこんな項目は「後からでもできる」ことが多いです・・・

  • 庭・ウッドデッキ・外構などのエクステリア
  • 造作家具やカウンター
  • 照明や収納棚などの一部
  • 一部の壁紙やアクセントクロス

最初はシンプルな状態で完成させて、暮らしながら少しずつ手を加えていくというスタイルも◎。その方が生活スタイルに合った形で仕上げられますし、費用面でも心理的な負担が軽くなります。

また、入居後に自分たちでDIYする楽しみも生まれます。必要に応じて、少しずつ「理想の暮らし」に近づけていく考え方も、今の家づくりでは主流になりつつあります。

実例:30代夫婦が建てた予算3,500万円の家づくり


今回は、実際にマイホームを建てた30代共働き夫婦(子ども1人)のケースを元に、どのように資金計画を立て、理想の家を叶えたのかをご紹介します。

1. 基本情報

  • 家族構成:夫(35)・妻(33)・子ども(4歳)
  • 年収合計:約700万円(夫450万円+妻250万円)
  • 建築エリア:郊外の分譲地(地方都市近郊)
  • 土地面積:約60坪
  • 建物面積:約32坪(4LDK)
  • 総予算:3,500万円(ローン3,200万円+自己資金300万円)

2. 実際の費用内訳

項目費用(概算)
土地購入費用約950万円(仲介手数料含む)
建物本体価格約1,900万円(注文住宅)
諸費用(登記・ローン手数料など)約150万円
外構・植栽・カーポート約180万円
家具・家電の買い替え約120万円
引っ越し・その他約50万円
合計約3,350万円(残りを予備費に)

まとめ


「資金計画」こそ、満足度の鍵。

家づくりを成家づくりは、人生の中でも大きなライフイベント。だからこそ、夢や理想を実現するためには、現実的な視点での「資金計画」が欠かせません。

費用には、建物そのものにかかるお金だけでなく、土地、諸費用、外構、そして引っ越しや家具など、さまざまな項目があります。すべてを含めた“総額”を意識し、余裕を持った予算配分をしておくことで、計画にブレがなくなり、安心して進められます。

また、家族で「何を大切にするか」「どこはこだわる?どこは妥協する?」という優先順位を話し合っておくことも、スムーズな家づくりにつながります。希望を叶えながらも予算内におさめるには、こうした丁寧な準備がとても重要です。

資金計画を立てることで、最終的には「理想の家ができた」「納得のいく買い物だった」と思える家づくりが実現します。
迷ったとき、悩んだときこそ、一度原点に立ち返って、「この予算で何を叶えたいか?」を考えてみてください。

夢と現実のちょうどいいバランスを見つけて、家づくりを楽しんでくださいね!