こんにちは!tayです。
今回は、「吹き抜けって本当に快適なの?」「あとから後悔しない?」という方に向けて、吹き抜けのある家でよくある後悔ポイント5つをご紹介します。
おしゃれで開放的な印象を与えてくれる吹き抜けですが、住み始めてから気づくデメリットもあるため、間取りに取り入れる前にしっかり検討することが大切です。
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吹き抜けのある間取りとは?
延床面積30坪は、3LDK〜4LDKの間取りが一般的で、吹き抜けとは、1階から2階(またはそれ以上)へと天井が大きく開いた構造のことで、リビングや玄関などに多く取り入れられています。
空間が縦に広がることで採光性・開放感がアップし、「おしゃれな家」にしたい方に人気の間取りです。
吹き抜けで後悔しやすいポイント5選
① 冷暖房効率が悪くなる
吹き抜けは天井が高く、空間が広いため冷暖房が効きにくくなるのが最大のデメリットのひとつです。
特に冬は暖かい空気が上へ逃げてしまい、1階がなかなか温まらないと感じることも。
エアコンの設置場所や床暖房の導入など、対策を講じないと光熱費が高くなりやすいという声もあります。
② 音が響きやすく生活音が気になる
吹き抜け構造では、リビングの音が2階へ、2階の音が1階へと響きやすくなるため、音のプライバシーを気にする方には不向きです。
「リビングのテレビの音が2階の寝室まで届いて眠れない…」といったケースもあるため、防音性を意識した間取り設計が必要です。
③ メンテナンス・掃除が大変
高い天井部分にある照明や窓の掃除が難しく、定期的なメンテナンスに手間がかかるという点も要注意です。
照明の交換には足場や高所用の道具が必要な場合もあり、業者に依頼する手間とコストがかかる可能性もあります。
④ 収納スペースが減る
吹き抜けを設けることで2階の床面積が削られ、収納や居室として使えるスペースが減ってしまうことがあります。
「開放感と引き換えに実用性を失った…」という後悔もあるため、収納量とのバランスをしっかり考えることが重要です。
⑤ コストが上がる可能性がある
吹き抜けのある家は、構造上の工夫や断熱・空調設計などが必要なため、建築コストが割高になることがあります。
特に注文住宅では、「おしゃれだから」と気軽に採用してしまい、後から予算オーバーに気づくケースも。
将来的なメンテナンス費用も含めて、総合的にコストを検討することが大切です。
吹き抜けを後悔しないための工夫
- 断熱性・気密性を高める設計にする
- シーリングファンや床暖房を活用して空気を循環させる
- 2階との音の遮断を考慮した間取りにする
- 掃除のしやすい照明・窓を採用する
など、あらかじめ「後悔しやすいポイント」を知ったうえで対策を考えることで、快適な吹き抜けのある家をつくることができます。
まとめ
吹き抜けは、おしゃれで明るく開放的な空間をつくれる反面、冷暖房効率・音・掃除・コストなど、住み始めてから気づく落とし穴もあります。
「なんとなく流行っているから」「モデルハウスが素敵だったから」といった理由だけで取り入れると、後悔につながることもあるため、しっかりとメリット・デメリットを比較して判断しましょう。